蓋を開けた瞬間ブクブクとマグマが噴火しそうな勢い。ひたすら熱さと痺れとの闘いに挑む。だんだん味覚が失われ、唇がぷっくりそらじろう化していくのが分かる。雑に飲み込んだ豆腐がツーッと喉を通り、食道がほんのり火傷していく感覚を味わう。これが絹豆腐の味わい深さ、木綿豆腐ではこうはならない。ランチはセルフサービスでご飯と炒飯が食べ放題。麻婆豆腐と炒飯という贅沢な組み合わせにドキドキしながら、一気にかきこむ。チャーハン単体でも美味しすぎて結局麻婆豆腐が進まない。ノロノロしていたら麻婆豆腐が徐々に冷めてきて、麻婆豆腐の旨みを感じられるようになって、ようやく完食。デザートの杏仁豆腐の優しさに包まれて、さっきの辛さは何だったっけ、ともう忘れてる。帰り道、また食べたくなってくる、やみつき麻婆豆腐。これを食べれば間違いなく仕上がる。

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