思ったよりも辛すぎた。そんなときに舌をクールダウンさせるものは何か!?🔥🚿👨🚒
辛メータースタッフたちが自らカラダを張って「辛リセットジャッジ」。検証と考察を重ねてベストアイテムを探し求めていく実録ドキュメントです。
死ぬほど辛い、辛くてたまらない。そんなときに求めるもの。それが「辛さ」をリセットする”辛リセッター”である。
「やっぱり牛乳でしょ?」
「いやいやバニラアイスよ、絶対」
「昔、テレビでやってた。レモン果汁だよ、レモン」
なーんて、世の中にはたくさんの都市伝説や民間伝承っぽいもの、学問的な立場からの研究報告など諸説が飛び交っています。 このままじゃイカン!編集部は立ち上がりました!!とにかく自分たちの舌と感性を信じて世の中にある最高の”辛リセッター”を探すのだ!!
てなことで開設されたのが、この「辛リセットアイテム研究所」というわけです。
「ココ壱最強10辛🍛」を「消す」
記念すべき第1回目の「辛リセットジャッジ」。この日は辛メーターファウンダー江口カンをはじめ、7人の侍、いやちがう男女選抜スタッフが集まりました。マイ辛値は1.5から3.4という精鋭たち。辛アイテムは「ココ壱番屋 ポークカレー10辛」です。
やっぱりCoCo壱番屋の公式最強の辛さ「10辛」ともなるとスパイシーな粒が目視できるレベルですね。辛さ「普通」に比べるとソース粘度はかなり高い。そして辛リセットアイテムは、編集部の近くにあるコンビニ「ファミリーマート」で、慎重に、慎重に、とても慎重に独断と偏見で7つセレクトしてきました。
ラインナップはバターコーヒー、安納芋のふわたま、チーズインスティック濃厚3種のチーズ味、オハヨージャージー牛乳プリン、無着色のひとくちカリカリ梅、龍角散ののどすっきり飴、ガーナミルクチョコレート。
さて、みなさん。何がいちばん辛さをリセットしてくれると思いますか?
この中でいえば、チョコレートかプリンですかね。
さて、今回の人体実験、いや、実験検証。「ココ壱10辛ソース」を小さじでひとすくい食べ、その後に「辛リセットアイテム」をひとつずつ試し、それぞれのアイテムの「辛リセットジャッジ」をしてもらいました。🙇♀️🙏🙇♂️
辛リセットジャッジは「そのアイテムがどれくらい辛さを消してくれるか」を辛メーターと同じく0.0から5.0の数値でマイナス「辛メーター」をつけてもらいました。
ただ激辛カレーを食べて、リセットアイテムを食べているだけなんですが、初の試みに辛メータースタッフたちも超真剣に辛リセットジャッジ!激論を交わしておもしろいことに「おりました。
ではでは、出てきた数値を集計し平均化したという安直な結果ですが、ランキング下位から順に発表!
第7位 龍角散ののどすっきり飴 -0.3KM
飴なのにまさかの最下位。どうやら商品があまりにも個性的過ぎたようです。
いちばん多かったのは「ハーブ効果のせいで味も含めワケがわからなくなる」といった感想。ぜいたくに19種類も入っているというのにまさかの相乗効果。なかには「スースーするので辛さを助長した」という意見も。なんと-0.0KMというジャッジをくだし「いても立ってもいられなくなった」という名言を残した女性スタッフに一同うなずく結果となりました。
第6位 チーズインスティック濃厚3種のチーズ味 -0.5KM
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世の中にはチーズカレーがあるくらいですからね。しかも、「濃厚3種」のチーズが使われているとなれば、これは上位にランクインすると誰しも予想したかもしれません。
実際にメンバーも口に入れた瞬間は「これはイケる」と思った人は多かったのですが「味としては食べ合わせはいいがリセット効果はほとんどない」という結論に。「スナック部分に水分が奪われてしまったことでチーズ効果が消えてしまったのでは」という見解も。
第5位 安納芋のふわたま -0.6KM
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上新粉でこしらえた柔らかいモチに包まれた安納芋あん。安納芋って聞いただけでヨダレが出てきますよね。いわゆる生のあんこモチなので期待大だったのですが。
おもしろいことに「口に入れて味わった瞬間は辛さは消える。しかし、飲み込んだあとにはすぐ辛さが復活する」という感想がほとんどでした。なぜなんでしょう。とても不思議ですね。
第4位 ガーナミルクチョコレート -0.9KM
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スイーツの代表格チョコレートがまさかの4位でした。しかも今回チョイスしたのは大手メーカーの定番ロングセラー商品です。
砂糖効果で必ずや大きくリセットしてくれると予想したのですが「甘いくちどけのあとにしっかりと辛さが顔を出す」という評価がほとんど。江口カンの「チョコに含まれる油分で辛い舌がコーティングされた感覚。辛さが逃げ場を失った」という感想に大きくうなずく求道者たちに、ただならぬ情熱を感じました。
ついに、辛さリセットTOP3の発表です🎊🎉
第3位 オハヨー ジャージー牛乳プリン -1.1KM
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ジャージー牛乳ですからね、しかもプリン。ジャッジする前は「これが本命だ」とみんな心のなかでウンウンうなずいたのでしょう。このアイテムの順番になったとき、ほとんどのスタッフの頬が優しくゆるんだのを見逃しはしませんでした。ところが、です。プルプルと揺れる白いカタマリを口に運んだあと、誰しも口を閉ざしてしまいました。
たぶん、大のオトナがイメージとのギャップに動揺したのです。周りに悟られまいとするあまり、声を出すことさえ忘れてしまったのでしょう。表情から読み解いた心の声を文字に表すならば「たしかにリセットはされるんだけど、思ったより…ね?」といったところか。
第2位 バターコーヒー -1.9KM
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「バターコーヒーが効くらしい」
そんな噂を耳にしたので加えました。今回のセレクトアイテムで唯一の液体です。
「冷たさも手伝って辛さをサラリと流してくれた感じ」というのが精鋭たちの第一印象でした。おもしろいことにそのあと各自で分析が始まりました。
「コーヒーの苦みが辛さをかき消すのではないか」
「バターの油分が辛さを包み込んで流してくれるのかも」
「舌の上にとどめておくと辛さがはがれていく感じ」
「飲み込んだあとも辛さがどんどん消えていく」などなど普通のコーヒーとは違うのか。これは探求すべきアイテムですね。
🏆 第1位 無着色のひとくちカリカリ梅 -2.3KM
人生には3つの坂があります。上り坂、下り坂、そしてまさか、まさかです、みなさん。
カリカリ梅が見事トップに輝きました。
ノリで選んだトリッキーアイテムだったのですが、江口カンをして「すごい効く!!」と言わしめてしまいました。
意外! 予想外! ウソでしょ!
テンションアゲアゲのリアクションのなか「これはもしかしたら…」と話し出す江口カン。つづきはこのあとの総括で♪
あ、そういえば、インドカレーのお供「アチャール(洋名:ピクルス)」も酢の物でしたね。この辛さと酸っぱさの間には深い辛歴史が眠っているかもしれません。ここも、いつか、、、、。
💮総括👩🏫
ファミリーマートでセレクトした今回の「辛リセットアイテム」。やはりコンビニは選択肢の宝庫ですね。
実験後の精鋭たちによる考察キーワードは「甘さ」と「脂肪分」と「酸味」でした。
至った推論は3つ。
- 「甘さ」は束の間のリセットしか生まないのではないか。
- 「脂肪分」がある程度含まれる食品は辛さを吸着して運んでいくのではないか。
- 「酸味」は辛さとは別の脳細胞を刺激するのでリセットされたように感じるだけではないか。
3.は江口カンが口火を切った『カリカリ梅における「酸味」と脳細胞の位置的考察』でした。
その後も「こんな数人のサンプル値ではなく辛メーター値と同じようにマスで分析していくべきではないか」という論議に加え、「リセッターの形状と温度も解明のカギを握る重要なリソースではないか」という提案もあり、さらには「ココ壱10辛はカレーソースだけ味わうよりもライスと一緒に食べるほうが辛く感じる!?ソースとライスが冷たくてもこの現象は同じ」とベクトルが違う論を力説するものまで現れる時間となりました。
挑戦と驚きの連続が発見を生む「辛さリセット研究所」--。
次回もお楽しみに♪