しあわせの激辛シリーズ、
その実力を検証
サウナXX回分の幸せ?
人は激辛で幸福になれるのか?
4月26日、ハウス食品から発売される「しあわせの激辛」シリーズ🔥人は激辛を食べることで、本当に幸せになれるのか。そうだとして、激辛は人をどの程度、幸せにしてくれるのか――。辛いものと向き合い続けてきた辛メーター編集部の中でも、「どちらかと言えば辛さが苦手」なぼく、👨🏻アベケン(35歳、マイ辛値1.38KM)は、激辛メニューのシリーズに「しあわせ」と銘打ったハウスの意図を探るべく、その実力を体当たりで検証することにした🥋
「からだの状態」を測ってみよう
ぼくは今、脳波と心拍と体温を測りながらカレーを食べている🥵🍛激辛のカレーだ。どうしてこうなったかって?それは……。
辛メーター編集部から、ぼくアベケンに「辛さと幸せの関係を、検証してこい👨💻」と命令が下った。幸せって、どうすれば計測できるのか。考えてもよくわからないので、とりあえず「からだの状態」を思いつく限りのもので測ってみようと考えた💡
体温計、心拍計を準備して、「いや、これでは何か足りない🤔」と、ネットで見つけた「脳波計」を取り寄せてみる。
うん、なんかそれっぽい!それに、ほら、脳波をヴィジュアライズしたアプリの画面がめっちゃかっこいい✨
いろいろと数値が出ているけれど、難しいので「ATTENTION(緊張度)」と「MEDITATION(瞑想度)」という二つのメーターに注目して計測することにする。どこまでアテになるかはわからないが、まあ、とにかく行動である✊
ターゲットは「しあわせの激辛」の中で、最も辛いとされる「チキンカレー🍛🔥」である。食べ終えた時の幸せがどれくらいのものなのか。それを知るためにも、まずは幸せを感じられそうなことをいろいろと実際にやってみて、数値を計測してみよう💬
手始めに瞑想をしてみることにした。お気に入りの瞑想アプリを使って20分🧘
- 🤒 体温36.4度
- 📈 心拍75
- 🏋️♂️ A:緊張度(20−30) 🧘♂️M:瞑想度(60-70)
心拍数も下がり、脳波の瞑想度がアップした。「すごく幸せ!」という感じはしないけど、心が落ち着いた、この平和な状態を、幸せと定義していいのだろうか🤔💭
いったん体に負担をかけてみる
逆に心拍数を上げるような行動をとってみてはどうだろう💡近所の公園、1周約2キロを走ってみることにした🏃💨久しぶりのランニングに「風を切るってこんなに気持ちよかったんだ」……と思ったのは2分くらいのことで、どんどん体が重くなって、笑顔はすぐに消えた😵
- 🤒 体温36.3度
- 📈 心拍128
- 🏋️♂️ A:緊張度(60−70)⬆ 🧘♂️M:瞑想度(30-40)⬇
苦しい。やはり心拍数は上がるな。脳波は緊張度が高い。
そうか、ランナーズハイと呼ばれるような状態になるには、まだ走り足りないのかもしれないから、さらにもう1周🏃💨足がイメージ通りに前に出ない。口の中がカラカラに乾いて、すごい勢いで汗が噴き出る。きつい。やはり運動不足のぼくに4キロは厳しかった😭😭😭
肺が痛い。完全に呼吸が整うまで5分くらいかかった。でも……ああ、風が心地よい。達成感もあって、小さくガッツポーズしてみた✊✨うん、これ、ちょっと幸せかもしれない。
- 🤒 体温36.6度
- 📈 心拍101
- 🏋️♂️ A:緊張度(30−40)⬇ 🧘♂️M:瞑想度(60-70)⬆
体温がけっこう上がった。心拍数は一気に下がった。脳波は緊張度と瞑想度が逆転した。脱力。空が青い。肺の痛みもなくなって、うん、かなり気持ちいい😯
肺の痛み、と言えば、唐辛子や胡椒の「辛さ」は、「味覚」ではなく「痛み」であるという話を聞いたことがある。つまり激辛好きの人たちは、「痛み」を幸せにつなげているのかもしれない。痛い経験をするためには……まるで準備されていたかのように、公園にはこんなコーナーがあった👇
裸足になって、5分間、歩いてみる👣
控えめに言って、めちゃくちゃ痛い🤯日頃の不摂生を強制的に反省させられる時間だ。
- 🤒 体温36.1度
- 📈 心拍96
- 🏋️♂️ A:緊張度(60−70)⬆ 🧘♂️M:瞑想度(20-30)⬇
そりゃ、痛いんだから、緊張度は高まるよな。いや、ちょっと待て✋……だけど!石から降りて、時間が経つにつれて、ちょっと気持ちよくなってきたぞ。5分後、体温と心拍数は変わらなかったが、脳波に変化があった😮
- 🏋️♂️ A:緊張度(30−40)⬇ 🧘♂️M:瞑想度(60-70)⬆
おっと、脳波の緊張度が下がり、瞑想度がアップ!
待てよ……もしかして「しあわせ」って、「つらさ」の後にくるものなのかも🧐?
それが事実ならば、「激辛」と「幸せ」の構造にも関係しているかもしれない。「からさ」は痛みだから、つまりそれは「つらさ」であって、その「つらさ」があってこその、後からやってくる幸せ。「からい」と「つらい」が同じ漢字で表記されることの意味を、ぼくは勝手に深く納得した( ̄ー ̄)✨
よし、この点に着目して、さらに検証を続けようではないか。
サウナで我慢してみる
つらいのに、それが快感に変わって、ストレス発散になると言えば……ここまでの経過を編集部に報告すると、「サウナに行ってこい!」との指令が出た🧖
サウナですか……😨
言っておくが、ぼくはサウナが得意ではない。最近、流行っていることは知っているし、憧れもないわけではない。でも、正直、「なんでお金を出してまで、あんなにつらい思いをするんだろう」と考えてしまう💦
あと、これって半裸の画像を撮ってこい、ってことですよね。「そういうの大丈夫?」とかいう気遣いは皆無だった。まあ、しかし、「体当たり」って言ったのは自分だし、何より辛メーターの崇高な調査研究である💪
脱いだ。そして、10分間、入ってみた🧖
ああ、暑い🥵当たり前だけど、汗だくだ🥵実験じゃなかったら、3分と経たないうちに飛び出していたところである。さて、数値を見てみよう👀
- 🤒 体温36.9度
- 📈 心拍98
- 🏋️♂️ A:緊張度(50−60)↗︎ 🧘♂️M:瞑想度(50-60)↗︎
おお、体温、心拍数ともに大幅に上昇した。ただ、脳波は平常時と変わらない感じだ。
いや待てよ。この快感はなんだろう。サウナを出た後の体が冷えていく感覚は、なんとも気持ちいい。10分後、ミネラルウォーターを飲みながら測ってみた🚰
- 🤒 体温36.6度
- 📈 心拍84
- 🏋️♂️ A:緊張度(10−20)⬇ 🧘♂️M:瞑想度(60-70)⬆
体温、心拍数ともに平常値に近くなり、脳波は緊張度が下がって、瞑想度が高まっている。やはり、「つらさ」の後には、その揺り戻しとも言える幸せな時間が訪れるというパターンは、ひとつの法則なのかもしれない。サウナのことがちょっとだけ好きになった🤝
編集部から指示はなかったが、実はこの後、独断でマッサージ機に横たわってみた💆🏻♂️
- 🤒 体温36.2度
- 📈 心拍75
- 🏋️♂️ A:緊張度(10−20)⬇ 🧘♂️M:瞑想度(60-70)⬆
心拍数は、この日の最低値。脳波の値は先ほどと変わらず、依然リラックス状態を示していた。告白しよう。本当はここで取材を終えたかった🙍♂️
しあわせの激辛は幸せか?
が、許されるはずもない。いよいよ、「しあわせの激辛」シリーズの中で最も辛い「カレー」に挑戦だ。あらためて言っておくが、ぼくのマイ辛値は1.38KM。この激辛チキンカレー🍛は3.25KMである🔥 これ、序二段の力士が関脇に挑むようなものだ。あるいは初恋の相手がゴージャスな熟女姉妹とか、そういうことだと思う。違うかもしれないが、つまりぼくはそれくらい怯えているのである🥶
一口。
辛い。
本当に辛い🥵💦
こんな辛いものを食べるのは、人生で初めての経験だ。舌とくちびるが痛い。次に食道が燃え、その熱が胃に落ちていくのがわかる。なんというか、生まれて初めて胃の形を実感する。ポカポカを通り越して、メラメラ🔥である。
一方で、カレーのおいしさを味わっている自分を認識する。フルーティーな甘さ、トマトの爽やかな酸味、スパイスの豊かな香り……💭 このカレーは間違いなくうまい。うまいが、正直、それどころではない。口の中は大火事である👨🚒🔥
しかし、待てよ🤔これ、完食できるぞ。そう思った時、装着していた心拍計にふと目をやって驚いた😲「100」を超えていたのだ!
あれだけ走って128、サウナで98だったのに、まったく動かずして、激辛カレーを食べるだけで、この変化! 恐るべし「3.25KM」!!
大量の汗をかきながら、なんとか最後の一口を掻き込んで、いざ計測だ✊
- 🤒 体温36.4度
- 📈 心拍100
- 🏋️♂️ A:緊張度(80−90)⬆ 🧘♂️M:瞑想度(20-30)⬇
ほらね、そりゃ、こうなりますって。緊張度が高まって、瞑想度はぐっと落ちた。だって辛いの苦手なんだもん🙅♂️💦ああ、痛い。上半身が燃えている。
ただ、先ほどのサウナの経験で言えば……痛みが引いた10分後。なんだか恍惚としてきた😇
- 🤒 体温36.4度
- 📈 心拍79
- 🏋️♂️ A:緊張度(20−30)⬇ 🧘♂️M:瞑想度(60-70)⬆
心拍数は元に戻り、脳波も緊張度と瞑想度が大逆転。確かに、なんだか気持ちがいい。なんだろう、この感じ。ああ、達成感だ。なにか事をやり遂げた後に感じる、誇らしいような気持ち🤗
その実、カレーを一皿食べただけなんだけど、なんだか大事業を完遂したような達成感こそが、激辛を食べたときに人が感じる幸せの正体なのかもしれない🤫❓
激辛カレーは数値的に見れば、サウナとほとんど変わりはなかった。しかし、この達成感をもって、ぼくは激辛料理に軍配をあげたい。もう、本当に個人的な、感覚的な言い方だけど、
さんざんサウナして水風呂シングル🛁に浸かれた達成感に近い!?サウナだけの10分間だったら、その3倍は幸せを感じた😌
じゃあ、最初から激辛好きが試したら?
と、いうわけでマイ辛値4以上の強者のもとにやってきた🙇
彼の名はくりしん。マイ辛値4.33KM🔥🔥🔥🔥の持ち主だ。激辛を食べるために生まれてきたような猛者に、同じものを食べてもらう。念のために、くりしんさんのデータを測定してみる👨💻
- 🤒 体温36.5度
- 📈 心拍82
- 🏋️♂️ A:緊張度(40−50) 🧘♂️M:瞑想度(40−50)
いざ、実食。
……なんか、めっちゃ幸せそうに食べてるんですけど😂💦
やはり、これくらいの猛者だと、「つらさ」をくぐり抜けなくても、幸せを感じるのか。数字もそれを表しているのか、測定👇
- 🏋️♂️ A:緊張度(40−50)➡︎ 🧘♂️M:瞑想度(70-80)⬆
体温、心拍数は変わらず、汗ひとつかいていないのに瞑想度だけがアップ🧘 くりしんさん、お尋ねします🎤
「あなた、今幸せですか?」
👨🏫
「マイ辛値に近い辛さのものに出会えて超幸せさ!」
「幸福度を表すならどのくらい?」
👨🏫
「それは難しい質問だ。う~ん。そうだなあ。激辛とかけまして、幸せと解きます」
「そ、その心は……(ゴクリ)」
👨🏫
「どちらも心がほっと(ホット)するでしょう」
「お、おあとがよろしいようで……?」
くりしんさんの結論 ✍ 幸せも辛さも人それぞれ
いろいろ検証してみたけど、考えてみたら辛いという感覚も、幸せの度合いも人それぞれ異なる。“幸”メーターでもない限り、幸せの度合いなんて測れないのだ🙅♂️でも、これだけは言える。辛いもの好きにとっては、辛料理は……