Vol.2 辛さが人類を幸せにする!?
スパイスのパワーに迫る!
幸福をもたらす
スパイスの話
激辛で「幸せ」ってどういうこと🤔❓果たして辛さで人は本当に幸せになるのか?辛メーターが調査調査🏃💨のVol.2です。
スパイスを知ると、幸せに近づく!?
激辛料理が私たちを「幸せ」にするとして、その要因は様々でしょうが、「スパイス」が重要な役割を果たしていることは間違いありません。味や香りを生み出すのはもちろんのこと、スパイスにはそれぞれ「特徴」があります。「幸せ」につながりそうなスパイスの秘密を調べてみました🧐
辛い料理の代表格「唐辛子」
まずは辛さを演出するスパイスから。筆頭はなんといっても、唐辛子(チリペッパー・カイエンヌペッパー)です。
唐辛子に含まれる「カプサイシン」という成分は、血行や血流を促し、発汗作用があると言われています🔥汗をかいたあとの何とも言えない爽快感……うん、確かに「幸せ」に近いかも⁉ それにカプサイシン効果で少しでも体重に変化が見られたら……そりゃあ幸せ間違いなしでしょう💪
中国四川料理を引き立てる「花椒」
次はやっぱり「花椒」。唐辛子の辛さを「辣(ラー)」というのに対して、山椒系の花椒のしびれる辛さを、中国語で「麻(マー)」と言います。
痺れるような刺激が特徴で、中国四川では「麻婆豆腐の味は花椒で決まる」と言われるほど。さらに四川では、花椒の辛さと痺れが最高潮に達したときの気持ちよさを「好爽(ハオシュワン)!」と表現するとか💭 辛さの向こう側にある「爽(シュワン)」という幸せな感覚は海外でも通じるようです🔥
後を引く辛さを演出する「胡椒」の実力
胡椒は香りづけはもちろん、辛みづけや臭み消しに有効。収穫時期と製法によって「ブラックペッパー」「ホワイトペッパー」「グリーンペッパー」などができます🌱ブラックペッパー、ホワイトペッパーともにミネラルやビタミンなどの栄養価が高く、発汗作用もあるため、ダイエットのサポートとして取り入れる人もいるそうです🏋
一般家庭でも馴染みの深い「ブラックペッパー」
完熟前のコショウの実を乾燥させたもの。料理の下ごしらえや料理中はもちろん、食べる際に味をととのえる段階でも使われるなど何かと活躍する場所が多いスパイスです。
マイルドな香りが特徴の「ホワイトペッパー」
ブラックペッパーと比べると優しい香りと辛さ。シチューやホワイトソースなど乳製品を使った料理と相性がいいと言われています🥄 四川料理の代表的なスープ「酸辣湯」の主要な辛さは、実は白胡椒、つまりこのホワイトペッパーなんですよね。つまり、入れる量によってはかなりの辛さを表現できる名バイプレーヤー的な存在です。
料理にさっとかけるだけで味にキレをもたらしてくれる優秀な2つのペッパー。しかもダイエットにも一役買ってくれるなんて最高です👏 確かに幸せをもたらしてくれるスパイスだ……。もちろん、スパイスは辛さだけではありません🙅例えばこんなスパイスだって……👇
カレーでおなじみ「クミン」
これがなければカレーが成り立たないと言っても過言ではないスパイス。古代エジプト時代には防腐剤としても使われていたそうです😲
インドでは、消化不良やお腹の張りなどを改善する目的で料理に使われることもあるそう💭 つまり、クミンたっぷりのカレーを食べたら体調が良くなるかもしれないってこと❓そりゃあすごいスパイスだ✨
子どもから大人まで大好き「シナモン」
素材の甘みをひきたてる独特な香りが特徴。世界で愛されるスパイスのひとつです。
お菓子にもカレーにも使える人気者。胃腸の働きを助けることから、胃腸薬に配合されることも😮 胃が弱い人にとって、シナモンは幸せな人生を歩むために欠かせないパートナーかもしれませんね……。
酒飲みの強い味方「ターメリック」
別名「ウコン」。二日酔い予防として定着している存在。鮮やかな見た目に反して風味はそこまで強烈ではないため、様々な料理に使える万能スパイスです。
最近ではターメリックを使ったドリンク「ゴールデンミルク」が海外セレブたちに愛飲されているとか。それもそのはず、お肌や腸内改善にも良いそうです。言わば美人になれるかもしれないスパイス……ああ、幸せ間違いなしですね🤤
……と、よく聞くスパイスを並べてみましたが、実は世界には300~500種ほどのスパイスがあり、日本ではそのうちおよそ100種ほどが使われていると言われています。
とても調べきれません✋💥
ただ「辛み」と「旨み」のためだけではなく、私たちの生活を改善してくれる優秀な調味料がこんなに存在するとは、スパイスの世界は奥深い……😇
「スパイスがたくさん入った激辛料理を食べる」
↓
「健康になる」
↓
「幸せを感じる」
ということ!?
真相を探るにはスパイスに詳しい人に話を聞くしかない💪 「しあわせの激辛」を開発したハウス食品といえば、やっぱりスパイスを使った商品を多数取り扱っていることでおなじみ🍛 さらにはカレーレストラン「ココイチ」でおなじみの「壱番屋」や青いコショー缶が有名な「ギャバン」もグループ会社だ……うん、きっとスパイスにものすごく詳しいに違いない!
はい、というわけでハウス食品の食品事業本部で企画を担当している楠本明日香さんを直撃しました🎤
粒度や加熱時間までもコントロール
スパイスのことを調べれば調べるほど、奥が深いことに気づいて……。ハウス食品では、どのようにスパイスを配合して商品を作っているんでしょうか。
👩💼
同じスパイスでも産地によって特徴がありますし、品質も違います。それぞれのスパイスをどういう割合で調合するかで、まったく違う表情を見せる、とても奥深い世界でもあります。さらに言えば、同じスパイスでも「粒度」によって味や香りは変化します。また、「どれくらい熱を加えるか」もポイント。入れる順番やタイミングも大切になるわけです。ハウス食品はスパイスメーカーとして、そうした知見を蓄積しています。今回の「しあわせの激辛」シリーズもそうですが、膨大な知識と経験というデータベースに、開発者の独自の感性が加わることで、まったく新しい商品が生み出されるのです。
おおお、粒度に加熱時間……そこまでとは!ところで、商品開発はどんなふうに進めていったんですか。
👩💼
まずは企画部門メンバーで「激辛」と謳う飲食店のメニューを40店舗ほど食べ歩き、具体的なイメージを考えました。
40店舗も!
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みんな、だんだん辛さに強くなっていきましたよ。それから、激辛好きの方々に、実際に試食していただき、ご意見やアドバイスを収集し、開発に反映させていきました。
スパイスの配合が幸せの秘密!?
激辛料理はスパイスの配合がキモになると思うんですが、それをレトルトで再現するってきっと大変なことなんですよね。
👩💼
そうですね。私たちの周りでも激辛料理を食べたときに「激辛を謳うわりに辛くない」とか「辛いばかりで美味しさに欠ける」といったコメントを耳にすることが多かったので、スパイスをどのように使うかは、当然のことながらかなり慎重になりました。
ずばり、全体でどのくらいのスパイスを使ったのでしょうか。
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具体的な数字は企業秘密です!
ですよね~🥺
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ただ、今回のシリーズは麻婆豆腐、カレー、辛ボナーラ、ラーメンの4つがあって、それぞれに🌶味の違う4種の唐辛子🌶を使っています。唐辛子の種類や配合のバランス、合わせるスパイスによってまったく辛さや風味が異なるので、その違いをぜひ楽しんでほしいですね。どれも開発チームが試行錯誤を繰り返した末に完成した自信作です!
もう、それを聞いただけで辛いもの好きとしては胸が躍ります💃✨うーん、商品開発っておもしろそう!
👩💼
よかったら、各商品の開発担当者にも話を聞いてみますか?
えっ、いいんですか!
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そのかわり、商品の宣伝お願いしますね❤
…というわけで、次回からはそれぞれの商品を深堀りして「しあわせ」の秘密にさらに迫ります🕵️‼