🎉35周年記念の野心的なフレーバー🎊

ぼくのスナック菓子人生に大きな異変が起きたのは､1984年､13歳の秋のことである。そう､｢カラムーチョ｣の発売だ｡

｢ポテトが辛くてなぜおいしい！｣というコピーが印象的なテレビコマーシャルとともに鮮やかに登場した､シューストリングタイプのポテトチップスは､たった一口でぼくたちの度肝を抜いた。その理由は､ずばり｢辛かった｣からだ｡

今の若い人にはピンとこないかもしれないけれど､当時の多くの青少年にとって､こんなに辛いスナックを食べたのは､いや､これほど辛い食べ物は初めての体験だったのだ。以来､ぼくはカラムーチョのファンであり､湖池屋信者である｡

あれから35年､2019年の秋に､アニバーサリー企画として｢３種の新ムーチョ｣が発売された｡

• ｢海苔カラムーチョ スパイシーのり味｣
• ｢ぺっぱムーチョ クラッシュペッパー｣
• ｢シームーチョ こくうまシーフード｣

(すべてオープン価格)

では､辛ジャッジすべく前２商品の実食に移ろう｡

｢海苔カラムーチョ スパイシーのり味｣を実食海苔との相性は言わずもがな 🌶 🌊️

｢海苔カラムーチョ スパイシーのり味｣のパッケージには､表に｢海苔が辛くてなぜおいしい！｣とあり､裏面に｢元祖のり塩ポテトチップスを､元祖辛うまポテトチップスのカラムーチョがまさかの乗っ取り｣｢味付けのりのような甘さと唐辛子の辛さがやみつき｣とある｡

なるほど､あの｢のり塩チップス｣をベースに､カラムーチョの味付けが施されている､というわけだ｡

合うね。海苔と辛味､間違いなく合うね。明太子おにぎりのことを持ち出すまでもなく､海苔と唐辛子の組み合わせに疑義は一切ございません｡

合それにしても1962年の発売以来､57年以上にわたって愛され続ける自社のロングセラー商品を､｢乗っ取らせる｣なんて､さすが湖池屋､やっぱり👩‍🎤パンク👨‍🎤だぜ｡

じゃあ､辛メーター値は？ しっかりと辛さが楽しめるけれど､辛さに強くない人でも食べられるセーフティゾーン｡

0.5KM

としてみた。定番のカラムーチョよりも少しだけ辛いという印象だ｡

｢ぺっぱムーチョ クラッシュペッパー｣を実食グリーンペッパーの爽やかな実力 🌶 🌿

次に手に取った｢ぺっぱムーチョ クラッシュペッパー｣はどう攻略すべきか。｢クラッシュ｣なんてやんちゃな名前がついているからには､かなり強気で攻めてくるに違いない。粉砕した凍結乾燥製法を使ったグリーンペッパーを使用しているという。これは手強いかもしれない｡

一口､パリッ。フレッシュでさわやかな刺激が鼻腔に抜ける。若くて青い｢生胡椒｣にレモンの風味🍋。おっと､これは新しい辛味だぞ。手が止まらない｡

｢この爽やかさは､あれが入っているのでは？｣と原材料を見ると､やっぱりありました。花椒だ。痺れるまではいかないけれど､ほのかに風味は感じられるはず。こうやってフレーバーのバランスを取るなんて､にくいね､湖池屋。圧巻の辛センスである。さすが辛味スナックのパイオニア👵🔥。もちろん､旨味もしっかりだ｡

こちらの辛メーター値､辛さの質が違うので､迷うところだけれど､胡椒に強いぼくにとっては

0.4KM

とジャッジしてみた。他にない味と香りと辛味。35年にして､さらなるオリジナリティの深掘りを突き進める老舗､湖池屋に脱帽である｡

いずれの商品も､ぜひ定番化してほしい。個人的には｢ぺっぱムーチョ クラッシュペッパー｣を､間違いなくリピートするお気に入りリストに追加した｡

湖池屋海苔カラムーチョ スパイシーのり味 (オープン価格)

• 内容量：55g
• 発売日：2019年11月4日
• WEBSITE

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湖池屋ぺっぱムーチョ クラッシュペッパー (オープン価格)

• 内容量：55g
• 発売日：2019年10月21日
• WEBSITE