2020年7月にクラウドファンディングで復活を果たした🔥激辛カレー🔥の名店『早稲田メーヤウ』。この店には「早稲田大学の先輩が後輩を連れて行って激辛カレーをおごる」という独自の“文化”があったのだという😲店とともに、この「熱すぎるバトンリレー」も再開。辛メーターは、その「現場」を🎤直撃🎤した‼
早大生たちが実現した
泣ける復活劇😭👏
東京都新宿区に『メーヤウ早稲田店』がオープンしたのは1997年。そもそも信濃町の本店はタイカレーをウリにした店だったが、早稲田店では店長の高橋忍さんが、さらに辛いインド風の「チキンカリー」と「ポークカリー」を開発。甘さの奥から立ち上がってくる、頭から汗が噴き出すほどの辛さ💦はほどなくして話題となり、忙しい日は1日300食を売り上げる人気店となった。
ところが店長の高橋さんの体力的な問題から2017年に惜しまれながら閉店😢 その後、SNSや限定復活イベントなどで、元スタッフや常連客の多くが「メーヤウ復活」を望んだ結果、早大在学中からのメーヤウファンだった高師雅一さんが一念発起💪面識のなかった高橋さんに連絡を取り、復活に向けた活動をスタートした。
2020年2月には、実店舗開店のためのクラウドファンディングを開始。当日に目標金額を達成し、最終的に312人の支援によって、支援達成率285%、420万円以上の資金を集めた😯✨
そして、7月、西早稲田に新店舗がオープン🎊コロナ禍にあって、テイクアウト専門の営業を余儀なくされているが、連日、独特の味と辛さを求めて、多くの“中毒者”たちが新生メーヤウにやってくる。これだけで、ほら、もういい話ですよね🤦🏼
先輩から後輩へと
引き継がれし辛さ🌶
いやいや🖐心が動くのはここからである。辛メーターはクラウドファンディングのページにあった、高師さんのこの文章に注目した👀
「ハマってしまうきっかけは、先輩におごられて辛い思いをする。そのあとの講義を欠席するほどの強烈な辛さです」
「講義を欠席するほどの強烈な辛さ」への興味はもちろんなのだが、「先輩におごられて」というのがいい🤗さらに、1万2000円の支援のリターンが秀逸だ👏
【メーヤウを知らない早稲田現役生にカリーご馳走券+カリー無料券付き!】
- 合計10食分を育ち盛りの学生に御馳走させて頂きます
- 先輩が後輩に辛いカリーを食べさせる、あの学生文化を継承します
ね、なんだかいいじゃないですか💡辛さが先輩から後輩へ受け継がれていくなんてね🤗💕
取材依頼で電話した時に「素敵な文化ですね」と高師さんに伝えると、「では11月○日にお店に来てください。おもしろいものを見ることができますよ。ふっ、ふっ、ふっ😉」という答えが返ってきた。「ふっ、ふっ、ふっ😉」は脚色だが、なんというか、何かが起こりそうな雰囲気を高師さんは醸し出していたのだった。
カレーが出会わせた
美女とエリート👱♀️🍛👨🏻?
取材当日、『早稲田メーヤウ』のドアを開けると、まず目に飛び込んできたのはカレー……ではなく、今時の💗キュート💗な女の子だった。彼女こそ、間借りカレー屋『いよちゃんカレー はるノよ』の店主、いよちゃんであった👱♀️彼女は現役の早稲田大学生で、「早稲田インドカレーサークルchai」の幹事長でもある。
そんなプロフィールを聞いていたら、ガラリとドアが開いて、中年男性が入ってきた👨🏻大企業で部長を務めるアカギさん(仮名)は、早稲田OBであり、学生時代はメーヤウの常連だったという。
なるほど、そういうわけか😏 今夜、アカギさんから、いよちゃんへバトンが渡される🏃♂️🤝🏃♂️高師さんは、その瞬間に立ち会えるように配慮してくれたのだった。さらに、特別に店内での飲食を許してくれた😮辛いものをつくる人は、誰もが優しいのだ(辛メーター調べ)。
カレーを待つ間の
それぞれのメーヤウ🍛
まずはアカギさんに思い出を尋ねてみる🎤
「ぼくにとってはメーヤウが激辛カレーとの初めての出会いであり、目覚めでした。いやあ、辛かったですね。すぐにファンになったな。もちろん後輩にもずいぶんご馳走しましたよ」
アカギさんは辛メーターのユーザーである。
「そうだな。今から30年近く前だから、そもそも今みたいには辛いものがなかったんです。だからメーヤウは特別辛かった。印象で言えば3.5KMですね」
いよちゃんは、と言えば、早稲田大学に入学した時にはすでにメーヤウは閉店していたので、今日が初体験である👏
「私がつくるカレーですか。苦手な人もいるので、適度な辛さに抑えることが多いですね。でも、たまに自分のために、すっごい辛いのをつくることもあります。メーヤウのカレー、めっちゃ楽しみです!」
いよちゃんにも辛メーターをダウンロードしてもらい、さてさて、幻のカレーを待つ🤭
辛さが思い出させた
ラブストーリー💏
来た。これがメーヤウの『チキンカリー』(1,000円)である👇
スパイスが香り立つソースには、
かたゆで卵とジャガイモ、手羽元。
なんとも、うまそうだ🔥 一口食べて、目を閉じて、天井を仰いだアカギさんが唸った。
「そうそう、これだ。これがメーヤウの味。思い出すなぁ。これ、ほんとにそのままだね」
高師さんが答える。
「完全に継承していますから、味は同じです。『ああ、これだ』と泣く人がいるくらいです。あ、アカギさん、そのチキンの崩し方、慣れてますよね。常連感があります」
アカギさんが遠くを見つめる😶
「思い出した!1年生の時からクラスが同じで、とても綺麗な女の子がいたんです。卒業式の日、ほら、袴って言うんですか、かわいらしい格好をした彼女と、ぼく、メーヤウに来たな。で、その日、その後、どうしたんだろう。思い出せない……でも、その後、彼女とは何もなかったわけで、うーん、ぼく鈍感だったのかな」
頭頂から汗が流れるほどの辛いものを食べながら、アカギさんの脳裏に浮かぶ思い出の、ああ、なんと甘酸っぱいことよ🌇 うっとりしたアカギさんを横目に、いよちゃんが語る。
「インドっぽいけど、インドカレーではない。ココナッツミルクも効いていて、すごく独特な味わいですね。虜になる気持ち、よくわかります!うん、辛いですよ。辛いけど、でも、私、これ入れちゃおう😋」
ほんのり頬を上気させているが、それ以外はまったく辛いものを食べているように見えないいよちゃんは、青唐辛子をナンプラーに漬けた「プリックナンプラー」をあっさりと投入した🥄
「うん、これでまた味が複雑になって、でもピリッと締まっておもしろい。辛さも増します。あ、卵の上に青唐辛子を載せて一緒に食べると美味しい!」
高師さんがうなずく。
「いきなり通ですね。メーヤウ歴の長い人はそうやって召し上がっています」
いよちゃん、おそるべし。ともあれ、激辛カレーを平然と掻き込む二人は、いやはや間違いなく猛者である。辛猛者である🔥
恒例の「これ何辛メーター🔥🤔❓」
早稲田メーヤウ、最辛メニューのチキンカリー、いったい何辛メーターなのか。アカギさんは考えに考えて🧐ジャッジしてくれた🤳
「2.5KMですね。プリックナンプラーを一つ使うと、2.8KMに上がる感じかな。なんというか、すごく辛いんだけど、いわゆる激辛唐辛子で無理して辛さをアップしたような感じじゃなくて、自然なんですよね」
この評価に高師さんは「さすが」と答えた。
「辛さは基本的にカイエンヌペッパーで出しています。もちろん、ブラックペッパーやチリパウダーも。どれもスタンダードなスパイスの組み合わせです」
いよちゃんはどうだろう。
「私、初ジャッジだから……うーん、じゃあ、2.7KMとします。ああ、後味が爽快!」
激辛カレーのバトンリレーが無事に完了🏃♂️🤝🏃♂️メーヤウ恋話もあって、なんとも辛いのに甘い結末に。僕にも似たような...その話はまた後日。
伝説のカレー、食べてみたいけど、なかなか行けないというあなた‼朗報です。2020年12月1日にレトルトカレー発売開始🧺
高師さんは言う。
「完璧にレシピを再現してもらったんですけど、レトルトのほうがちょっと辛いと思うんですよね」
そう言われれば、試してみたくなるのが人情です。さあ、みんなで伝説の激辛カレーをジャッジしようではないか🤳 早稲田大学に縁もゆかりもなくったって、熱いバトンは引き継げるのである🏃♂️🤝🏃♂️