編集部「くりしん」です。話題の店を開拓し、看板の辛メニューに、全国の辛いもの好きコミュニティのメンバーや辛メーター編集部が挑戦!どしどし「辛ジャッジ」していきます🔥
最近、福岡で人気の三味(さんみ)さんへ🍅🍅🍅🍜
宮崎の「元祖辛麺屋枡元」のヒット以来、九州では辛麺が根強い人気を誇っています。そんななか福岡ではキャナルシティ博多「ラーメンスタジアム2」をはじめ県内に5店舗を展開している辛麺の新興勢力「元祖トマトラーメン&辛めん 三味(333)」が若い男女を中心にリピーターを獲得しています。
「元祖」を名乗るぐらいの「トマトラーメン」は”女子人気バツグン”なのですが、今回は、おじさん「くりしん」が「&辛めん」のほうの頂点を極めようと「行ってみた」んです。福岡市中央区大名にある編集部オフィスのほど近く、「元祖トマトラーメン&辛めん 三味(333) 福岡大名店」に編集部M嬢と突撃しました。
なぜこの店を選んだのか?
実はここの辛麺の辛さクオリティは福岡市内でもトップレベルなんです。そして何よりも「独自メーター」がなんともファニーなんです、ほら↓
今回は「辛さゼロ」(720円)と激辛最高ランク「新世界」(720円プラス500円)をオーダーしました。実はこの「新世界」は「最凶」「裏最凶」を完食した人じゃないと食べられません。クイズ番組アタック25の「地中海クルーズ旅行挑戦権獲得」みたいなものなんです、たぶん。
辛さゼロと新世界の関係とは?!
店の基準によると「辛さゼロ」の21倍の辛さだという「新世界」。どんなものか楽しみでしょうがありませんでした。が、女性スタッフが運んできた2杯を見て、私たちは一瞬固まりました。写真をご覧ください。
違いが分かりますか?このうちのどちらかが「新世界」なんですよ。まあ、若干、赤いオイルの量に差はありますが。正解は向かって右が「辛さゼロ」で左が「新世界」です。さて、まずは「辛さゼロ」をいただきましょう。
ラーメン自体は流行りの宮崎辛麺系です。粗くひいたミンチを炒めた肉汁、辛味噌、鶏ガラがスープのベースでしょう。具はモヤシに、ニラに、溶き卵といたってシンプルです。箸でスープの海を探ると顔を出す麺は中太ストレート。
ゼロは本当にゼロなのか
スープを啜る。トマトが効いてて、うまい。む!?うむむ。そもそも「辛さゼロ」とは「カロリーゼロ」とイコールなんでしょうか。辛さはどこにいった?M嬢の反応をどんなものか確かめてみました。
「辛さゼロの辛ジャッジどう?」
M嬢「うーん、0.5KMぐらいですかね。もしかしたら0.5は切るのかも」
何? 0.5ですと?
「俺は0.1から0.2の間かなぁ」
M嬢「えっ? そんなですか」
「じゃあ、覚悟を決めて『新世界』に足を踏み入れて、いや、舌を入れてみるか」
M嬢「はぁ?」
「よし、Mちゃん、まずはスープ、啜ってみて」
M嬢「え~っ!どう考えてもくりしんさんが先でしょう」
「だな」
「辛さゼロ」の21倍「新世界」、味は?食道は?胃は?
わお、わお、わお! 赤い油膜の下に隠れていたスープが意外に熱い、熱すぎた。それも手伝って、辛さが舌を、味蕾を、刺してきたんです。これが「辛さゼロ」の21倍という「新世界」。果たして味は感じているのか。すぐに我が食道と胃もヒートアップしてきました。
「う~ん、なるほど」
M嬢「なるほど?」
「まあ、Mちゃん、啜ってごらん」
M嬢「そうですよね、そうなりますよね、そのためにきたんですもんね」
「そうね」
M嬢「じゃあ、ひと口だけいただきます」
ふふふ、ワナにはまったな
取り皿にレンゲでスープをすくい、麺も箸でつかみ取る彼女。
M嬢「いきます」
「いってくれ」
口に運ぶ瞬間をニヤニヤしながら見つめてみる。
M嬢「ギャッ!痛い」
「痛い?」
M嬢「ムリムリムリ」
「ムリ?」
M嬢「もういいです」
M嬢(マイ辛値3.1KM)の辛ジャッジはいかに?
「辛ジャッジは?」
M嬢「4.5KMですかね」
「4.5かぁ」
M嬢「えっ? いくつですか?」
「3.7KMかなぁ」
M嬢「おかしいです、おかしい」
ちょっと強がっていることを自覚しながらも、平然を装ってみたんです、はい。
- ピンポーン!辛ジャッジは強がらずに、なるべく冷静に辛さの値(KM)を予想してジャッジしてください。あなたの辛ジャッジが、みんなの参考となるのです。
ここで、まさかのトラップ
それからしばらくM嬢は「新世界」のインパクトを引きずりながら無言で「辛さゼロ」を食べすすめた。額、目の周り、首筋にじんわりと光る水玉がにじみ出てきている。
こちらも無言で「新世界」の辛さに集中する。どうやら赤い油膜の数十倍、スープ自体が辛い。この風味と辛さの引き具合はブートジョロキア粉末系だろうか。だいぶん汗も滴り落ちてきました。
で、テーブルにあったお冷を、冷たい水を飲んでしまったのが運のツキだったんです。そのあとに食べたひと口はこれまで感じていた辛さを10倍増させました。うん、これは美味いというよりもかなり痛い。
「あ~、水を飲んだら、そのあとは4.5KMぐらいになった」
M嬢「えっ?どんな舌をしているんですか」
「わからない。とにかくけっこうツライ。話しかけないで、もう」
持参した緑の手ぬぐいで噴き出す汗を拭きつつ、なんとか完食。髪はシャワーを浴びた後のよう。そのあとに初体験が待ち受けていました。食後にトイレで小さいほうを済まそうとした瞬間、その先から熱い衝撃がほとばしりました。翌日、大きいほうでホットになるのは何度も経験したことはあったんですがね。
辛メーターさえあれば...😂
生きるうえでこんな不必要な経験をしたくない!そんなあなたのためにも辛メーターの普及は必要でしょう〜?自分にピッタリの辛さを楽しみましょうー!