「1.0KMちょうど」「2.0KMぴったり」といったジャストな辛さを狙って、実際にプロの料理人にメニューをつくってもらおうという大胆不敵な企画「ジャス辛を狙え!」。勢いだけでアプローチしてみたら、なんと、あの人気チェーン「陳麻家」が協力してくれることに😲🎊✨しかも看板メニューの「陳麻飯」で、ジャスト1.0KMを狙う💥💥
自分自身の中に生まれる辛さのモノサシ
無謀なイベント企画「ジャス辛を狙え! in 陳麻家」がスタートする16時前、ぼくは会場となる「四川麻辣坊陳麻家 市ヶ谷店」を訪ねた。厨房には厳しい表情をした仲本悠太さんの姿があった。
元木編集長「仲本さん、メニュー開発は、どんな感じでしょうか🙇」
陳麻家:仲本さん「はい、商品はばっちりできていますよ。うん、いけると思うんだけどな。依頼をもらってから、あらためて辛メーターでいろんな方の辛ジャッジを見て、自分の中に『これが1.0KMだな』というラインはできたので、ずばり、その辛さを表現してみました👍✨」
元木編集長「おお、自分の中に基準が……。ぼく、すでにちょっと感動しています。だって、それが、まさに辛メーターのおもしろさなんですよね🤗」
陳麻家:仲本さん「他者が辛さをどう捉えるかを観察しながら、自分自身の中にモノサシを作っていく、という感覚ですよね」
元木編集長「そう、そうなんです。いやあ、仲本さんの1.0KMの感覚、みなさんにどう判断されますかね」
陳麻家:仲本さん「はい。どうなるか、本当に楽しみです。ちょっと緊張していますが……💦」
「16時、人類史上初めてジャス辛メニューを口にすることになる辛メーターのユーザーたちが店にやってきた。辛ジャッジするのは、ぼく、元木を含めて15人。みんなのジャッジの結果は、辛メーターの独自のアルゴリズムで分析されることになる。果たして、仲本さんがつくる陳麻飯は、どこまで「1.0KM」に近づくことができるのだろうか🧐
辛さよりも際立つうまさ
試食に入る前に、ぼくは参加者のみなさんにこう伝えた。
元木編集長「辛ジャッジに関して、辛メーター側からとやかく言うのはご法度なんですが、ぼく個人のお願いとして、一杯を食べ切ったときをイメージして🔥辛ジャッジ🔥していただければ、と」
こうした試食会では、複数のメニューを食べてもらうことが一般的で、どうしても口にするのが少量となるので、ジャッジが低くなりがちなのだ。仲本さんは「一般のお客様が一人で一杯をすべて食べ終えて辛ジャッジする」という想定のもとに味と辛さを設計しているはずなので、その点を考慮して欲しかったのである💭
一方で、これ以外の説明は何ひとつしなかった。「ジャス辛」を狙ったイベントであることは告知しているが、これが「1.0KM」を目指したものだと知っているのは、ぼくだけである。みなさんには自由にジャッジして欲しいからだ。
そして、いよいよ、ジャス辛な陳麻飯が運ばれてきた。参加者は自ら小皿にとりわけて、四川麻婆豆腐がかかったご飯を口に入れる🍴
店のそこここで、「おいしい❤」という声が挙がる。ぼくも食べてみる。確かにおいしい。陳麻飯って、やっぱりおいしい。しかも、あれ😲?これまで食べた中で、一番おいしい。ラー油の香ばしさが、いやまあ、なんとも際立っていて、むふうっ、これはあと引く旨さだ💥
いよいよ辛ジャッジの結果発表❗
いかん。つい味を堪能していた。辛ジャッジをしなければ、と思い直す。おっと、待てよ。これ、マジで1.0KMなんじゃないか。いやいや、ぼくは仲本さんに肩入れしすぎているんだ、きっと。冷静に判断しよう。うーんと…………………………って考えても、やっぱり1.0KMだ😮🌶
でも、ぼくのジャッジはみなさんに見られることになるし、「元木は『そうあって欲しい』という希望で辛ジャッジしたな😤」と思われるのも困るな、などと思って、「1.11KM」とつけてみた。なぜ、ゾロ目にしたのか、自分でもわからない。こんな複雑な心境での辛ジャッジは初めてだ。
とかなんとか、ぼくがモヤモヤしている間に、参加者のみなさんが次々とジャッジしてくれる。おっと「0.45KM」か。これは低い。一方で「2.0KM」とつけた人も。ある意味、ジャス辛とも言えるけど……。
15人全員が辛ジャッジし終えた結果は………………な、な、なんと
1.02KM🤳
え!マジですか、本当っすか、夢じゃないですよね✨🥳✨
数値を発表すると、はからずも参加者から「すごい」「素晴らしい」という声とともに拍手が起こる👏仲本さんがほっとしたような笑顔を浮かべて、みなさんに頭を下げる。おいおい、こんな感動的な光景を、誰が想像し得ただろうか😭
すごいぞ、仲本さん。かっこいいぜ、陳麻家。そしてうまいぞ、陳麻飯!
みなさま重要なお知らせです❗
そして、このとき、もっとすごいことが決まった。仲本さんが、参加者の前でこう明言してくれたのだ。
陳麻家:仲本さん「まだ時期までは言えませんが、近いうちに、ここ『四川麻辣坊陳麻家 市ヶ谷店』の陳麻飯の1辛を、いま、召し上がっていただいた『ジャス辛1.0KM』にリニューアルします💁♂️✨」
会場はさらに大きな拍手に包まれる。この件、ダメ元でお願いしてみようと思っていたのだが、仲本さんは、やっぱり神だ。辛メーターの神様。よっ、辛様🌶🧞🌶
というわけで、「ジャス辛1.0KM」な陳麻飯が、もうすぐ、誰でも食べられるようになる。実はイベント終了後に、参加者で意見交換したのだが、激辛好きたちが口々に「陳麻飯の1.0KMはありだ🙆♂️🙆」と言ってくれた。「辛さという面ではそれほどでもないんだけど、味とのバランスで言えば、ある意味でベストな選択かもしれない」という評価なのだ🔥
ほら、こうなると、もう、試したいでしょ。そして、ジャッジしたいでしょ。リニューアル情報は近日発表します😋!!!!